読書感想

できることならスティードで

できることならスティードで


よくわからないけど、全世界がもう一回2020年やろ!って思ってると思うんだけど、きっと割と誰よりもそう思っていそうなNEWSの加藤シゲアキさんのエッセイを読んだよ。

自己肯定感低↓なのに自己評価↑なような、自虐的でもあるがプライドも高そうな、めんどくさそうなタイプであるが故に愛おしく、またそんな感じの加藤さんがアイドルをやっている奇跡を喜多川さんに感謝だし、亡くなったジャニーさんとの回顧録も、まあ屈折感たっぷりにかかれていたりし、素直じゃないなこいつ…って感じなのだが、めちゃくちゃにこじらせてひねくれて諦めながら生きていてもおかしくない青年が、文句とか言いながらなんだかんだで、アイドルも文筆業も諦めず、努力して、手応えを感じながらやりつづけているところが良い。